コラム
耳鳴りの原因と治療法
耳鳴りに悩んでいませんか?
「キーン」「ジー」「ゴー」といった音が耳の中で聞こえる。
まわりには何も音がしていないのに、自分だけに音が鳴っているように感じる。
こうした症状を耳鳴り(みみなり)といいます。
耳鳴りは、多くの方が一度は経験するといわれるほど一般的な症状ですが、
その原因や感じ方は人によってさまざまです。
耳鳴りの原因
- 加齢や騒音による聴力の低下(難聴)
- ストレスや睡眠不足
- 内耳の血流障害
- メニエール病や突発性難聴など、内耳の病気
- 高血圧・糖尿病・頸椎症などの全身的な要因
まずは、耳の検査・聴力検査を行い、原因をしっかり見極めることが大切です。
耳鳴りの治療方法
耳鳴りの治療には、主に薬物療法と音響療法の2つのアプローチがあります。
症状や原因、生活背景に合わせて、患者さんごとに最適な治療を組み合わせていきます。
① 薬による治療(薬物療法)
薬を服用することで、耳鳴りを軽くしていく方法です。
耳の血流を改善したり、神経や細胞の働きを整えたりする目的で使います。
- 耳鳴り緩和薬(ストミンA® など)
- ATP製剤(アデホスコーワ® など)
- ビタミンB12製剤(メチコバール® など)
- 抗不安薬・睡眠導入薬(ソラナックス® など)
これらの薬を単独または組み合わせて使用します。
不安や不眠が強い方には、気持ちを落ち着けるお薬を併用することもあります。
② 音による治療(音響療法)
耳鳴りを「消す」のではなく、「気にならなくする」ことを目的とした方法です。
補聴器を使う治療
難聴のある方では、補聴器を装用することで外の音が入りやすくなり、
相対的に耳鳴りが気にならなくなることがあります。
当院では、「補聴器相談」の時間を設けており、
専門の補聴器相談員が患者さん一人ひとりの聞こえの状態を丁寧に確認し、
最適な補聴器の選択や調整をサポートしています。
医師による診察と補聴器専門スタッフの連携により、
耳鳴りだけでなく「聞こえ全体の改善」を目指したサポートを行っています。
マスカー療法
耳鳴りより少し大きな音を聞いて、耳鳴りを一時的に遮る方法です。
専用の機器(マスカー)を使用します。最近では補聴器にこの機能がついているものもあります。
TRT療法(Tinnitus Retraining Therapy)
耳鳴りと同じくらいの大きさの音を聞き、耳鳴りに慣れていく訓練と、
専門的なカウンセリングを組み合わせて行う治療法です。
耳鳴りの感じ方をやわらげ、少しずつ気にならない状態へ導いていきます。
機械を購入してコツコツ取り組む必要があります。
補聴器相談では機械の購入の発注も相談に乗ります。相場は10万円ほどといわれます。
治療を続けるうえで大切なこと
耳鳴りの治療は、焦らず、気長に続けることが大切です。
すぐに完全に消えることは少なくても、
少しずつ「気にならない時間」が増えていくことが、多くの方の実感です。
まとめ
耳鳴りは、原因や症状の感じ方に個人差が大きく、
「我慢するしかない」と思われがちですが、
今ではさまざまな治療法で改善が期待できる症状です。
森崎耳鼻咽喉科医院では、患者さんの生活背景や不安に寄り添いながら、
最適な治療を一緒に考えていきます。
気になる症状が続く場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
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